高速道路（極）一部無料化実験について

今年の６月から２３年までを予定されている　全国の路線の約２０％の無料化ですが　あまりにも一部づつ過ぎて　一体どこが無料化なんだろう？と頭をひねってしまいます

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000114-jij-pol

その計画路線についても　大都市圏や主要地域を外れた　日頃から殆ど車両通過の少ない場所ばかりを狙い撃ちしたような場所ばかりが検討されています

そのため実質利用稼働率からいって　２０％どころか　１、２％程度しか無料化にならないのでは　という意見もあるようです

民主党が政権マニュフェストとしてぶち挙げた　「高速道路無料化」ですが是が非でも無料化しなければいけないというものではなく　国民的にはできたらいいな位しか考えていないのではないかと思うのですが・・・
（もちろんＥＴＣの恩恵の少ない商業流通業者などは　無料化した方が良いというのはあるでしょうが）


各種の経費削減や事業仕分け　子供手当ての内容変更（制限設け）など　金策面で苦しい状況に於いて　一方でＪＡＬ再建のための事業費補充や米軍基地移設のためなどの巨額を捻出せざるを得ないときに　たかがマニュフェスト（口約束も同然ですが）のために　一企業（Nexcoは歴とした株式会社であり民間企業です）の収益を政治の都合で割いてもいい権利というのがあるはずがありません

高速道路の利用料金が高いのも事実なので　今よりもっと格安になるくらいならまだしも　将来的に全面無料化にすることは必要ないのではないでしょうか？


また　現在電気自動車が殆ど普及していない状態で　化石燃料車が大手を振って高速移動したりする日にはＣｏ２の大量発生にも拍車を掛けることにもなりかねません

せっかく企業や個人が大気汚染をしないようにと頑張っているのに　これでは本末転倒もいいところです


この実験が仮に良い結果を出したとしても　それは本来の結果ではなく　あくまでも限定状態での結果であり　実稼働した場合のミゾウユウの事態が起こるのは　今からでも目に見えるようです



国土交通省　平成２２年度　高速道路無料化社会実験計画（案）（PDF　ファイル）
http://www.mlit.go.jp/common/000057575.pdf

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