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小説か? [エトセトラ]

そこはイベント会場の正面プロムナードのような広場。

行きかう人々がその盛況ぶりを表しているようだ。

私は遠目に見える火山の噴煙を見ながら、イベント会場へと歩き出した

(あの火山は桜島だよな・・・
   いつものように噴煙が凄いけど 山の形はそうだ)

そう思いながらこれが夢だと思う。

(鹿児島市内にこんな建物って無かったよな~
   まぁ せっかくだし行ってみるか)


自身でもそう気づきながらも、何故か現実感じみた気配がしてならない。



あと数百メートルで入口に入ろうかというその時

いきなりソレは来た。



どーん
という大音響と共に目の前の桜島(だと思われる)火山が噴火した。

いや 噴火という言葉ではまだやさしい 大爆発だ。


山の全景の3分の1が吹き飛び、真っ赤な溶岩がまるで炎のように立ち上っている。


足元の地面も大きく揺れていてギリギリ歩けるくらいだ。


目測でもまさかここまでは噴石は飛んでこないだろう」と妙に静まった頭の中で考え、イベント会場に一緒に来ていた友達のSさんを探すために、更に歩みを速めた。



周りでは噴火の被害から逃げようと 一斉に人々が反対方向へと走って逃げていく。

やっぱり夢だ。Sさんは現在の会社の同僚だし こんな学生時代には知り合いでもないから


だからこそ現実感を喪失してこんな状況でも慌てず平気でいられるんだろう。


最近、日本各地で地震や噴火のニュースが相次いでるし、海外でも酷い天災が起こったばかりだからこういう夢を見たのかな?

それにしても何でこの場所で しかも自分も学生なんだ・・・。


遠くにSさんの姿が見えた。

誰かに電話を掛けながらこちらに逃げているようで 私には気づいていない。


近くまで寄ったとき、間に逃げてきた人が割り込んできたため、声を掛ける間もなく通り過ぎてしまった。

回り込んで呼ぼう


冷静に見失わないように、人垣の隙間からチラチラと見えるSさんを見ながら団体を回り込んで近寄る。
我ながらほんとに冷静だな~

すぐ隣まで来て電話が呼び出し中らしく スマホを耳に当てて黙ったままのようだと気づき 大きな声で「Sさん!」と呼んだ。


聞こえなかったのか そのまま去ろうとするSさんの袖を掴んで引っ張った その瞬間



周りの一切の音が無くなり(聞こえなくなっただけかもしれないが) 山の半分以上が吹き飛んだ。

目測でも数千メートルはありそうな巨大な火柱だ。



あぁ・・・ もし夢じゃなければ、これは助からないな

そう思ったとたん 眠りから覚めた。





というような夢を見た

まるで 今までさも現場に居たかのように息切れして 大量の汗をかいていた


何が何をどう影響したのか知らないが 思い出してこんな文章に書き出せる程 鮮明に覚えているのも珍しい


内容が内容なので もう一度続きを見てみたいとは思わないが・・・


夢と現実の区別がつくうちはいいが 変なところがリアリティっぽい夢っていうのは あまり見たくない気がするな^^;


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