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お客様は”神様”じゃありません”人間”です [ニュース]

<鳥取養護学校>看護師全員が一斉に辞職毎日新聞 6月8日(月)21時38分配信

鳥取県立鳥取養護学校(鳥取市)で、医療的ケアを担う看護師が不在になり、ケアの必要な児童生徒9人が通学できなくなっていることが分かった。以前から要員不足の事情があり、ケアの一部が遅れたことを保護者から批判された看護師6人全員が、一斉に辞職を申し出た。県教委は看護師の配置や相談体制の不備を認め、後任の人材確保を急いでいる。
 県教委が8日の県議会で報告した。同校には小学部から高等部までの児童生徒76人が在籍、うち33人がたんの吸引などのケアを必要とする。看護師6人は非常勤で、5月22日の授業終了後に全員が辞職の意向を伝えた。看護師の1人は、ケアが数分遅れたことについて、ある保護者から威圧的な言動を繰り返し受けたと訴え、他の5人も不安を募らせていたという。
 医療的ケアの必要な児童・生徒は現在、保護者同伴で登校するか、校外のデイサービス施設で教員の訪問授業を受けている。施設を利用せず家庭訪問を希望しない児童生徒4、5人が授業を受けられない状態という。
 野坂尚史校長は「本来は8人の看護師が必要。一刻も早く人材をを見つけたい」と話した。県教委は「医療的ケアを必要とする児童生徒が増え、看護師の体制が苦しかったとも聞いている。組織としての受け止めなどが不十分だった」と釈明。県看護協会などに派遣を要請中で、近く学校でのケアを再開する方針という。【小野まなみ、真下信幸】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150608-00000099-mai-soci


組織としての理解」云々以前に 他者に対して”高圧的な”態度をする人の相手なぞ看護師の仕事ではない

今回のケースで緊急的にケア(処置)が必要な子供や患者が居る場合 医療従事者としてはカバーできる人数を設定せず 安易に生徒数に対する比率を疎かにしていたことが原因と思います

ただ 病院と違ってどうしてもその場に看護者が居ない際 呼び出しをどうするかが問題で ケアが遅れる事が発生する可能性も否定できない


本来 養護学校とは「幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準じた教育を受けること」と「学習上または生活上の困難を克服し自立が図られること」を目的としたもので 人間として平等な権利である”学ぶ”ことを目的とした施設のため専門知識や技量を持った担当者が居るはずなので 保護者側からしてみれば 「全幅の信頼をもって子供を預けているのだから」 と思うのも無理はないとも思うし 第一障害を持った子供を育てる苦労は 健常者には分からない辛さがあるだろうことも理解できます


でもね

そうは言っても先生方や看護師さんたちだって人間だもの


間違いを犯すこともミスすることだってある 危機を察知出来ずに見過ごしてしまうことだってあら~な

それをあ~だこ~だ突っついた挙句 就労意欲が失せるまで追い込んでしまうのはやっぱり人として頂けない


良く言って「パワハラ」 悪く言えば「只のモンペ」だもんね


該当の教育委員会だって 33人のケアが必要な生徒が居るって分かっているのに 何故看護師が8人しか必要で無いと判断したのだろう

単純計算で約4人を1人で受け持たなくてはならないのだが 例えば痰の吸引にしたって処置をしてすぐにその場を離れられるものではなく 安静になるまで付っきりになる

その間他の生徒に異常が発生しても長時間処置が出来ないこともあるかもしれない

本当にすぐ対処が必要とするなら マンツーマンで対応する人数か少なくとも半分は居ないと対応出来ないだろう
(昨今の医療従事者不足を考えると そこまで充足できることは無いだろうけど)


要は保護者側も”全てを預けた”と思わず 理解や協力をしなければならないと言うこと
※全てを任せるということは責任放棄や責任転嫁ともとれる


どのみち教師や看護師が居なくなれば 全て自分に戻ってくることなのだから


タイトルに有名な歌手の台詞をもじってみましたが サービスを提供する側が相手を「神様」と思うのは他社に対して何ら問題が無いため一向に構いませんが サービスを受ける立場が「自分は神様」と思ってはいけませんね

第一 学校という場では 生徒や保護者は「お客様」ではないのですから・・・

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