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おかしなおかしな国 日本 [持論・ひと言]

熊本・人吉の女子高生殺害、被告に懲役18年
読売新聞 6月12日(金)15時24分配信
熊本県人吉市で昨年5月、高校3年の女子生徒(当時17歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われた赤石弥(わたる)被告(48)の裁判員裁判の判決が12日、熊本地裁であり、溝国禎久裁判長は懲役18年(求刑・懲役23年)を言い渡した。
 溝国裁判長は「非常に悪質な犯行で、動機は身勝手極まりない」と述べた。
 判決によると、赤石被告は昨年5月4日午後0時15分頃、同市の高塚山で、生徒の首を背後からロープで絞めて窒息死させた。
 公判で、検察側は「事前にレンタカーやロープを用意するなど計画性があり、完全に責任能力はあった」と主張。一方、弁護側は「慢性的な適応障害で、犯行時は善悪を判断する能力が著しく低下しており、刑事責任能力は限定的だ」と反論し、被告の責任能力が争点となっていた。
 判決は、動機について「自殺願望があった被告が、好意を寄せていた生徒を殺害すれば、絶望して自殺できると考えた」と認定。そのうえで、動機には障害の影響が一定程度あったとしたものの、「遺体をシートで覆って犯行を隠そうとするなどしており、完全責任能力があった」と結論づけた。
 判決を受け、刑事裁判に伴う損害賠償命令制度に基づき、遺族が被告に約1億円の賠償を求めた申し立てについても審理を行い、地裁は請求通りの支払いを命じる決定を出した。
 生徒の父親は判決後、「懲役18年は軽すぎる。ただ、どんな刑が出たとしても、娘は帰ってきません」とのコメントを出した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150612-00050104-yom-soci


兎角 この日本の裁判制度(または判決)は不思議過ぎる


本来は犯した罪に対する裁量を量るものが裁判の本質と思うのですが ことこの日本においては罪人本人の存在についてを推し量ることが主体になっています

どんな凶悪で醜悪な事件を起こしても 生活環境や生い立ちなどでの情状酌量や ホントかどうかも分からない心神耗弱などの「罪」に対して何ら関係のない理由で減刑されたり執行猶予がついたり

その挙句 再犯したらしたで本来被害者にならずに済んだ人を量産する
呆れてしまいます


情状酌量の余地というのは 正当防衛など他者から見てどうしても加害や犯罪をせずには要られなかった場合にのみ適用されるべきで 自分本位で好き勝手した上犯した罪については論じられるべきものではないと思います


更に 最近の傾向である「逮捕されたらまず精神鑑定を」という流れそのものに大いに疑問を感じます

どんな人であれ殺人や傷害を犯した人種は 精神が正常なはずがありません
例え人格障害(多重人格とか)であっても その人がしたことに違いはありません


ついでに言えば 青少年の犯罪極悪化に対する裁判所の認識自体が時代遅れと言わざるを得ないのかもしれません

年齢がいくつであっても自分のしたことには自分で責任を取らせる

もし弱年齢者にそこまでさせるのに抵抗があるという人が居るのなら それならその保護者が代わって罪を償ってもらう(その結果被告本人の生活に支障が出ても それが負った責任として受け入れてもらう)

そうして初めて被害者本人や遺族に対する贖罪となりうるのだと思います



もちろん 裁判所や検察側だけの話しではなく 弁護士側も同様に考え直さないといけないと思います

無闇に無罪を勝ち取れば良い 刑を予想通りに減刑できれば御の字 という成績主義の一種偏差値競争のようなものを理想とせず 犯した罪に対して重すぎるのか軽いのかを弁護士自身の裁量に測って 求刑に対するものとする
(その為には偽証を防ぐべく警察や検察内部での完全可視化も必須です 単に可視化すべきと声を上げているえせ弁護士とは違う理由です)

決して揚げ足取りやねつ造まがいの屁理屈理論を武器とせず 真摯に裁判に挑む

そうしてこそ遺族や世間が疑問に思うことのない弁護が出来るのではないでしょうか?



ニュース記事を参照の上でなんですが カテゴリーを「ニュース」ではなく「持論・ひと言」にしたのはこういう訳です


人権保護は確かに必要なことですし 万が一にも冤罪があってはなりません

ただそれは 被害者や遺族に対しても同様に存在する以上 加害者を過保護にする理由になってはいけないと思います


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