住人によるスマトラ虎殺害

インドネシアのジャカルタ島にて　住人により絶滅危惧種に指定されているスマトラトラ（Sumatra-Tiger）が罠に掛かり殺された

それに対し当インドネシアの大臣が「どんな理由があれ殺してはいけない」などとし　殺害者の逮捕まで要請しているとのこと

実に動物愛護者や団体が聞けば　至極あたり前で殺害に憤慨していることだろう


でも　他の国でＴＶやネットで見聞きしているだけの人達や　クーラーの効いた官舎内でふかふかの椅子にふんぞり返って座っているような人には全く判らない命の危機を味わっている現地の人に対し　なんと無慈悲なことだろう

それに相手は　ペットとして飼えるような大人しいものではない　野生のプレデターなのだ

「人の命は地球よりも重い」と過去の人は言ったが　現在では人の命は動物以下らしい・・・


罠にしたって　原生林の奥まで分け入って仕掛けた訳ではない　人間の生活テリトリーの保護のために民家周辺に設置したに違いない

そこまで野生の動物が来る　または来なければならなくなったのは　人間による森林資源獲得などの環境破壊によるものが大きいと思われる

要は過去の人間のツケを野生動物や　農村などで働く周辺地域住民に被せているわけなのに・・・


本当に絶滅を防ぐ為に保護するのなら　住民に危害が及ばぬようフェンスで取り囲んだ特定の保護区でも作ればいい
そうしないうちは　住人の安全を無視して　保護を声高に言う資格は誰も持てない

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