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漫画「3月のライオン」を読んで [漫画・小説]

いつか書こうとは思っていたんです

現在ヤングアニマルにて連載中の「3月のライオン」 言わずと知れた羽海野チカさん著の少年プロ棋士漫画です


正直言って 今現在に至るまで同著の「ハチミツとクローバー」は読んだことがありません(映画もドラマも見てません)が その緻密な世界構成の感覚や 主人公をはじめ 脇役一人々までの思惑・背景を演出 作画する腕は本当に確かなものと思います

また現代劇画ファンタジーのトップと思われる「ベルセルク」の作者 三浦建太郎氏をして 「ヤングアニマル(青年誌)で最も男らしい漫画」と評するほど 主人公”桐山零”(ことによるとその脇を固めるキャストの殆どが)はリアルに男らしいと思う


男らしいと書きましたが それは決して体力的、殺伐的なものではなく 苦悩し戸惑いながら 自分の道を恐る恐るでも前に進んで行こうとする等身大の少年がそこに居るからではないでしょうか

俗に言う「草食系」だとか「頭デッカチ」だとかであっても 自分なりの信念と他人からの進言を素直に受け止め 自分の糧とする力量を育めば 立派に「男らしい」ということなのでしょう
(それだけでは納得しない・できない人も もちろん沢山居るでしょうけどw)


前巻(5巻)からひなちゃんの学校内のいじめ問題というエッセンスも加わり 本人達や周りの大人たちが思案に暮れる中 実直に「恩を返そう」と必死に棋戦を頑張る零くんですが(もちろん手段に問題があるため林田先生から”待った”が掛けられました) その素直な気持ちを忘れずに成長していって欲しいものです


幸いというか この世界ではどんなに嫌味でもクセがあっても その背景(理由)を読者が知りえるため 感情移入してしまうと優しさが見えてしまうので そう酷い結果にはならないと思います

これは「漫画だから」というのではなく その”理由”を共有することで打開策・解決方法を皆で考え 無闇な思い込みや当てずっぽうで纏めないというものなので そのまま「いじめ対策」に繋げられるものだと思います


ひなちゃんの担任の先生のような「事なかれ主義」に染まりつつある現代の日本の学校で 道徳の時間にこの漫画を読ませるだけでも ずいぶん違う世界になるのではとも思います


単なる棋士ものではなく 一人の(あるいは複数人の)成長憚として この漫画をお勧めします


羽海野チカ公式ブログ:http://ameblo.jp/chica-umino/

ヤングアニマル 3月のライオン「手紙大賞」キャンペーン
http://3lion.younganimal.com/vol6/award.html

ちなみに福岡市の西鉄福岡(天神)駅で今日から31日までポスターが掲示されるそうです










p.s. 冒頭 何故「いつかは・・・」なのか

6巻が発売されたというのもありますが その中に挟まれていた商品広告に零くんモデルのメガネが発売された(6巻と同時発売w)ということもあり 今書いた訳です^^;

このメガネのお話しはまたいずれ・・・

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